子どもたちに大人気、みんな大好き「アンパンマン」(o^∇^o)ノ!
アニメに登場するキャラは、
実はみんな指がなくて丸い手になっていることをご存知でしょうか?
やなせたかしさんの現場主義・愛情
アンパンマンのキャラの手が丸い理由
私が数年前にやなせさんの著書を読んだときに、印象的だったエピソードですが、やなせさんの描くアンパンマンのキャラクターは、みんな指がなくて丸い手なんです。
なぜそうしたのか?
それは、アニメ制作の現場への気遣い・愛情からでした。
普段目にしている他のアニメでも、キャラクターの指の動きというものは、とても細かく描かれています。アニメーターの方達は、それこそ大変な作業量をこなしていると思います。
やなせさんは、自身も絵を描く人であるため、その大変さをよくご存知だったのでしょう。
キャラクターの手を敢えて丸くすることで現場の作業量を軽減し、アニメーター達の負担を減らそうとされました。
そして、そこには、少しでも早く自分の家に帰って、子どもと過ごす時間を作ってほしいという願いが込められていました。
優れたクリエイターとは
今の世の中、質の高い絵を描くクリエイターはたくさんいると思います。
ただ、やなせさんのように、自分の仕事場以外の「現場」のことも考えているクリエイターはどれだけいるのだろうと、改めて考えました。
「良い仕事」の定義は決して1つではないと思いますが、
視野を広くもって、自分の仕事と関わりのある他の人の作業量も考えて、
「どうすると全体にとって効率が良いか」
考えられるのは、素晴らしいプロ意識だと思います。
また、効率を考えた上で、且つ、そこを気にさせることのないキャラの可愛さ。
本当にお手本にしたいですm(_ _)m
まとめ
アニメの世界ではなくても、自分の仕事というものは、常にだれかと関わりをもっているものです。
「自分の担当分の仕事が終わったら完了」
ではなく、次にバトンを受け取る人の仕事まで考えて動ける人は、会社でも抜群に信頼されています。
今の目の前の仕事は、どこまで影響を及ぼすもの?
どれだけの人が関わることになる?
自分が「自分の仕事だけ」見てしまっていないか、忙しい時ほど、自身の視野の広さをチェックしたいと思います。