視野が狭くなると、本来の目的を見失う
勢いで始めた「イラスト投稿100日実践」
8年ほど前になりますが、ある日、急に思い立ち、
「SNSで100日連続してイラストを投稿してみよう!」
そう思って始めたことがあります。
仕事が終わってから家で、水彩で毎日A4サイズのイラスト1点を完成させることを目標にしました。
そのころは自分の描く水彩画の質をあげたくて、会社のPCで描くイラストとは別に、何かを始めたいと思いました。
トップのイラストは、その時の作品の1つです。
結果は・・・
10日で挫折。
・・・・・Σ( ̄⊥ ̄lll)・・・・・
早すぎですね(笑) もうお恥ずかしい限りですが。
ただ、それでも良い勉強になったなと感じたことがあるので、書き留めておきたいと思います。
目的が途中ですり替わる。それに気づかない自分。
4日目ごろまでは、順調に進んでいました。
SNSでアップして、何らかの反応をもらえることにも喜びを感じていました。
「少しずつ、作品の質をあげていきたい!」
そう考えていました。
ただ、残業が重なり、どうしてもイラストを完成させることが厳しい日が出てきました。
そうすると、途端にこう考え始めました。
「どうしたら、今日、イラストをアップ出来るだろう?」
イラストのサイズを小さくし、気に入らない構図でも簡単な構図で描くようにし、複雑な要素を取り払い、水彩の塗りが気に入らなくても、そのまま描き進めました。
頭の中は、
「今日中にアップする」
それだけです。
目的が「アップすること」になっていました。
当初の目的である、「自分の描く水彩画の質をあげたい」の部分が完全に無くなっていました。
そして、そのことに全く気づかない自分。
アップされていく作品は、もう惰性の量産です。
「何のために?」と自分に問いかけるクセをつける
目の前のことにある意味集中し、視野が狭くなると、焦りなどが加わった場合は特に、
「今していること」が「何のために」していることか、すっぽり抜け落ちてしまう場合があります。
私はそこに見事にハマりました^^;
プライベートなことならまだ良いのですが、仕事であったり、誰かと一緒に取り組むことだとしたら、「これは怖い思考だな」と思いました。
ただ、「目的がすり替わっても気づけない」ことが良く分かったので、それからは、
自分が妙に焦って何かに取り組んでいるときは、一度立ち止まって、
「何のために?」と、自分に問いかけるクセをつけるようにしました。
すると、そこで思考のズレを修正できたり、一旦スタート地点に立ち戻ったりできるようになりました。
1人だと、どうズレているのか判断できない場合は、会社であれば上司や同僚などに自分の状況を伝えて、意見を聞いてみても良いと思います。
目的が途中でズレると、
当初の目標を達成できなかったり、自分が本当にしたいことと違うことに時間を費やしてしまうなど、
限られた貴重な時間を無駄にしてしまうことがあります。
焦っている時は、立ち止まること自体が難しかったりしますが、
「何のために?」のチェックをこれからも続けていきたいと思います。