雇われイラストレーターの奮闘日記

中小企業所属イラストレーター、10年目に突入!イラストを描く仕事に就きたい方、転職したい方に少しでも参考になる情報を発信していきたいと思います☆

「このイラスト、いくらで買いますか?」求められる制作スピード

いつも当ブログを読んでくださる方、ありがとうございます^^

たいへん励みになっております(;∇;)

 

そして、始めての方。

はじめまして☆イラストレーターのシロキ マクと申します(^^)

 

 

今回は、イラストの「制作スピード」について、少しお話しさせていただきます。

 

イラストレーターに求められるのは、質の高さはもちろんですが、もう1つ重視されるものがあります(;^_^A

 

それは「スピード」です。

 

1点のイラストを短時間で完成出来るスピードが求められる理由は、

「企業に勤めているイラストレーター」という点がやはり大きいです。

 

仕事でイラスト1点を制作するということは、

 自分が制作にかけた時間(人件費)=その1点のイラストの金額

になります。

 

 以前に、下記の記事でも少し触れました ↓

 

そのため、どんなに質の高い、良いものを作成したとしても、会社が見るのは完成したイラストだけではありません。

 

そのイラストにかけた時間。

そのイラストの金額です。

 

そして、イラストの仕事には、それぞれの案件内容によって「かけるべき時間」というものが自然と決まります。

 

◎売上に大きく関わるものか、そうでないか

など、色々な判断基準があります。

 

大切なのは、完成したイラストが、それに見合った時間で作成されたものかどうか。

 

とは言っても、「どれくらいの時間なら妥当なのか」という疑問が出てくるかと思います(;^_^A

 

その場合、判断の基準に出来るものがあります。

 

このイラスト、いくらで買いますか?

その方法とは、まず仕事の依頼を受けたときに、依頼内容に沿って、1点のイラストの完成図をイメージします。

手っ取り早い方法は、依頼者の希望に合う参考画像をネット上で探すことです。

 

そして、その参考画像を見ながら、

 

「自分ならこのイラストにいくらお金を支払うか」

考えます。

 

自分が「依頼者」の立場で、「外注のイラストレーターに依頼する場合」と仮定して、イラスト1点について、いくらなら支払う金額として妥当か、案件の重要度と必要な絵のクオリティなどを元に判断します。

 

「お金を支払う」という視点で見ると、不思議と客観的に考えることができます。

 

もし「3000円なら支払う」場合であれば、

 自分の1日の人件費は分かるため、自ずとそのイラスト1点の制作にかけられる時間が決まります。

 

そして、その時間で制作するスケジュールを立て、計画に沿って進めるためにどんな工夫が出来るかを考えます。

 

最終的には、自分の計画について部署内でOKをもらう必要があるため、制作にかける時間については社内で打合せすることになるのですが、

キャリアを積んでいくと、制作時間については、自分で判断する・しなければいけない場面が増えていきます。判断を求められることもありますσ(^_^;)

 

そのため、仕事の内容によって、どのくらいの制作時間が妥当かを判断する力は伸ばす必要があります。

                                     

ただ、上記で「案件内容によって、『かけるべき時間』というものが決まってくる」とお伝えしたように、全てについて、スピードが最も重要視されるわけではありません。

 

もちろん早いに越したことはありませんが、非常に大きなプロジェクトの場合などは、「とにかく質の良いもの」を求められる場合はもちろんあります。

 

ただ、質「のみ」を見られることはほぼありません。

必ずと言っていいほど、スピードはセットでついてきます。

 

 

制作スピードは、経験を通して上がっていきます。

早く作成するためにどんな工夫が出来るか、その方法も経験によってどんどん蓄積されていきます。

 

質とスピード、両方を兼ね備えたイラストレーターになるために、私も日々修行中です(o^∇^o)ノ

 

 

 

以上、今回は「求められる制作スピード」についてお話しいたしました^^

ではでは、また次回に☆