いつもありがとうございます。シロキ マクです(^_^)
本日は、私が高校の時に通っていた画塾についてお話ししたいと思います。
漫画をよく読まれる方ならご存知かもしれませんが、
私は東村アキコさんの「かくかくしかじか」が大好きです!
<あらすじ>
人気漫画家の東村アキコさんによる自伝漫画。
本作は、東村アキコさんがどのような学生時代、新人時代を経て人気漫画家になったか、その過程が描かれています。
そして、美大受験を目指す中で出会った恩師・日高先生と過ごした絵画塾での非常に強烈な日々、その後の先生との絆が、ギャグ要素も含めながら感動的に描かれています。
もしご存知でない方には、ぜひ一度読んでいただきたい名作なんですが、
この漫画を読むと思い出すんです・・
自分の画塾時代を; ̄ロ ̄)!!
※学生の頃から、「絵画塾」を略して「画塾」と呼んでいました。
<画塾とは>
画塾は、主に絵を描く道を志し、美大受験を目指す人が通う塾です。
美大受験では鉛筆デッサン等の「実技試験」が必要になってくるんですが、その実技面を、講師の指導の元、作品を描いて鍛えます。
私は高校も美術科がある高校に通っていたんですが、受験のことを考え始めた頃、夏休みだけ画塾に行くことにしました。
「美術科だったら、美大受験はそもそも学校の授業だけで充分では?」
と思われる方も多いとは思うんですが、目指している美大によって、その美大が好む鉛筆デッサン・着彩デッサンの傾向があったり、また、学校ではそこまで授業時間のない立体や色面構成の力が必要な美大もあるため、
「受験対策」として、自分の目指す美大に合う画塾に行く友人はとても多かったです。
私は当時の着彩デッサン担当の先生に相談したところ、
「シロキさんが目指す大学だったら、ココの画塾がオススメだよ」
と教えて下さり、そこに行くことに決めました。
その時はまだ画塾の怖さは知りませんでした・・( ̄▽ ̄;)
暴言あり。とにかく「怖い」と感じた画塾
はじめにお伝えしておくと、どこの画塾も怖いということでは決してありません(笑)
私が行った画塾がたまたま怖いところだった、というだけです(;^_^A
そして、詳しくはまたお話ししますが、私は本当にこの画塾に行って良かったと、今でも感謝しています。
先生のオススメは間違いではなかった!(笑)
ただ、画塾に通う前に、ちょっと不安要素はありました。
「この画塾には、私の高校の生徒はあまり好かれていない」と耳にしていたからです。
冗談だと思っていましたが、やはり不安にはなりました(;^_^A
夏休みの初め頃でしょうか。ドキドキしながら、まず「体験会」に友人数名と行きました。駅近くの小さなビルにある教室でしたが、その中には色々な高校から集まっているたくさんの生徒さんが!
恐ろしく緊張する空気の中、体験として鉛筆デッサンがスタート。確かモチーフはワイン瓶1点だったと思います。
そして、数人の講師の方が順番に見て下さるんですが・・・
やたらと厳しい。
風当たりと口調がキツイ。
「・・もしかしてウワサは本当??」
ちょっと怖くなって; ̄ロ ̄)ドキドキ、こそっと、長年通っている様子の生徒さんの鉛筆デッサンを見ると・・・
明らかにタッチが異なりました。
その生徒さんを講師の方が褒めていて、この画塾のデッサンの方向性を知りました。
私達が好かれていないということではなく、この画塾が受験対策として目指すデッサンと、私の高校が目指すデッサンが異なるんだと、妙に納得しました。
私が目指す美大にはこの塾のデッサンが必要で、それを私は習得しに来たと考えると、受け入れる側の講師の立場としては、厳しく指導するのも自然なことというか・・、
「これは私が乗り越えないといけない壁だ」と腹をくくりました( ̄▽ ̄;)
しかし、本格的に通いはじめて数日でしょうか・・・
人物モデルの鉛筆デッサンで、教室では鉛筆の音だけが静かに聞こえる中、1人の講師の方がトコトコと私の隣の生徒さんのところへやってきて、
ジーっとデッサンを見たあと、叫びました。
「こんなデッサンしか描けないなら、死ね!!」
・・・生徒さんは泣き出しました。
他の生徒さんは、手を止めることなく、デッサンを続けます。
・・アカン。先生、それはいくら何でもアカンよ
<( ̄口 ̄||)>
時代ですね。今だとこんな発言をする講師はいないのでは。
うーん。書いていると、本当に懐かしい。
ちょっと長くなりそうなので、続きは次回に^^;☆