こんばんは。シロキ マクです(*^^*)
今回は、「イラストの役割」について少し触れてみたいと思います。
イラストというと、何だか「主役っぽい」というイメージを持つのは、私が漫画好きなところが大きいかもしれませんσ(^_^;)
雑貨屋などでも、可愛いイラストのポーチなどを見つけると「おぉっ」と思い、つい手にとって見てしまいます。
初めに「見た目」がい入り口になっていることが、個人的には多いなと思います^^;
さて、イラストの役割についてですが、
パンフレット等に載せるイラストを依頼される場合、こんな希望を伝えられることがあります。
「イラストに目がいかないようにして下さい。」
??
いったい、どういうことでしょうか(゜ロ゜)?
黒子のイラスト
パンフレットの場合、もちろん内容にもよるのですが、依頼者としては、
「文章を読んでほしい」
という意図がある場合があります。
商品の内容・値段・魅力など、パンフレットには「これをお客様に伝えたい」という狙いがあり、そこを文章でアピールする部分があります。
ただ、文章のみだと淋しい印象の場合、「賑やかし」としては、イラストが欲しくなります。
でも、役割としてはあくまで「賑やかし」。
目立ってはいけません(;^_^A
この場合の主役は「文章」だからです。
そのため、このような依頼をいただいた時には、
パンフレットのページを開いたときに、まず文章に目がいくように、イラストに目がいかないように工夫します。
例えば・・
・ページの背景色に馴染む色を使って溶け込ませる。
・個性的なタッチは避ける
などです。
決して目立たない、でもページを見たときに、お客様に持っていただきたい印象を補えるようなイラストを目指します。
・明るさ
・品の良さ
・柔らかさ
・親しみやすさ
などなど
イラストレーターの仕事をしていると、依頼されるのは、アイキャッチになるような案件のほうがやはり多いです。
そのため、「目立たないように」という、今回取り上げたような依頼をいただく場合は、完全に頭を切り替える必要があります。
いつものように仕事に臨んでしまうと、依頼者の希望とのズレが非常に生じやすい。
「黒子のイラスト」は、なかなかにクセモノσ(^_^;)
ただ、主役の場合のイラストももちろん大切ですが、黒子のイラストは、文章を主役にするために「いかに優れた裏方になれるか」、学べる貴重なチャンスです。
主役と黒子、どちらのイラストも描けると、対応力の高いイラストレーターと言えます(o^∇^o)ノ
以上、今回は「黒子のイラスト」についてお話しいたしました^^
ではでは、また次回に☆